まりぱらおーぐ

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最強ライブドア銀行


西京ライブドア銀行の設立発表があった模様。ライブドアと第二地方銀行である西京銀行が手を組んで決済銀行を設立するようである。少し前にイーバンクとモメ、決済機能を失い、ヤフーも先日の決算発表で、あおぞら信託銀行との提携を発表して、他のポータルはどうするのかなと思ったら、数日しないうちにこんな動きがあったのね。 何よりも気に入ったのは、西京(最強)ライブドア銀行って名前(笑) 社長blogの中でも、そんなオヤジギャグ書いてるし(笑) ただ、共通しているのは、信託や第二地方銀行といった無名銀行と手を組んだ点が非常に興味深い。都市銀行には必要のないプライドがあったり、危機感が薄いということでしょうなぁ。あとは、経営スピードに違いがあるという点で比較的若かったり、リーダーシップのとれる頭取がいる銀行というのは、ベンチャー系企業にとって重要で、今後の銀行業界においても大事なことでしょう。 そのうち、楽天なんかも取り組んでくるだろうし、証券会社は主要ポータルはほぼ傘下に収めてる。まぁ、大規模な障害もあったようだけど、それを乗り越えて、今の都市銀行べったりの銀行業界を潰すぐらいの勢力になってくれることを期待。 正式に設立されたら、最強ライブドア銀行に口座作ってみようかな。 [2005/01/27追記] 夕刊フジ(ライブドア)の記事に、
都市銀幹部は「ネット専業銀行としては三井住友銀が出資するジャパンネット銀行など4行があり、そこに分け入って戦う以上、100億円規模の投資が必要との見方もある。業務純益が約37億円の西京銀がどこまで負担に耐えられるか」とみる。
ポータルが銀行や証券を傘下に持つというのは、それなりの意味があります。この世界においては、「何クリックでやりたいこといけるか」、「何回もID/PASSや情報登録をさせてよいのか」ということがかなり重要です。サイトを使うときに情報登録画面が何回も出たり、ID/PASSの入力を求められることって煩わしいって感じませんか?同じ機能が使えるなら他に流れていきます。 ポータルサイトにとってそれは致命的なことで、一度認証を済ませたら、そのままサイトの中に留まってサービスを使ってもらいたい、かつ有料サービスを課金したいのならなおさらかと。一時期は、ISPがその機能を担うと期待されたものですが、結局はそうはならずにポータルが独自に持ったりしている状況。ネット専業銀行もその点においては、苦戦していると言えるでしょう。 携帯電話においては、小額決済は、キャリアが代行しているため、有料コンテンツは携帯電話には非常に多く、携帯の世界の方がその分野では先行しています。 私は、個人的には、Edyのようなものに期待していて、あのクレードルを現在のノートパソコンやデスクトップPCに搭載して標準装備にしてもらえると、決済インフラとしてはかなり大きく普及すると思う。WebMoney等は売っているところもサポートするところも少ないのでかなり大変かな...と思っていたりして、なかなか小額決済のいい方法がネットには、存在していないのが実情です。 今後は、ここが競争分野となっていくものと思います。事実上標準ってどんなものになるのかなぁ。

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