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フジテレビ、ライブドアと提携『拒否』


東京新聞の記事に面白いことが書いてある。
ニッポン放送の大株主となったライブドアに対し、グループの中核企業、フジテレビジョンは九日、業務提携に応じない方針を表明、対抗策の本格検討に入った。
今までリスクヘッジをしてこなかったツケがここにきて問題となったとしか考えられません。創業者一族が、株を手放した今、TOBをするだけで問題ないと考えていたこと自体が間違いであったという証明でしょう。今まで、何度も敵対的買収をしかけられていたのに、全然学習能力が無かったとしか言わざるを得ません。 フジテレビの対応は実に興味深く、堀江社長が出たことのある「とくダネ!」という情報番組ですら、一つもとりあげていない。しまいには、堀江社長のレギュラー出演する番組ですら、休止するような状況。フジテレビ佐々木恭子アナは、大学で同じゼミだったそうだから、この話題、ほっとくはずがないのだが(笑) 誰がどう見ても敵対的TOBですから、通常は批判的報道が主体となるはずなのに、読売新聞のみが批判的な報道をして、フジ系列は沈黙、他の報道は、比較的好意的という面白い状況。市場では、ライブドアの株式が値上がりする始末(普通はあんなに借金したら下がる)。プロ野球球団の一件の結末が今になってライブドアにいい風を吹かせているとしか思えないですね。裏で糸ひいてる人がいそうだなぁ。外資とか(笑) この記事にもあるように、
ライブドアにとっても、今回の「買収劇」はかけ。資金はリーマン・ブラザーズ証券を引受先に、一定の条件付きの転換社債型新株予約権付社債(CB)で調達した。ライブドアの株価が上昇すれば株に転換され、事実上現金を使わずに済む一方で、リーマンへの自社株貸し出しでも合意しており、下落すると判断されれば空売りされて自社株の下落を招くリスクも抱えている。
堀江社長も、ここが勝負と思っている証拠ですね。 フジサンケイグループのおじいちゃんたち、もうどうにもならないんたから諦めなさいな。ここできちんと話し合いを持つことが、一番必要なことだと私は思うけどね。 そう、東京新聞のこの記事に面白いことが。
 「TOBが締め切られる直前に、ソフトバンクの孫正義氏が参入してくる可能性もある。プロ野球もそうだが、かき回し役は堀江氏で、ふたを開けてみるとまったく別の人物が主役になっているかも。最終日まで目が離せない」
TOBが終わる20日がとても楽しみになってきました。 あと、私が注目しているのは、もう1点あって、毎日新聞から
争奪戦のカギを握るのは「もの言う株主」としてニッポン放送とフジテレビとの「資本のねじれ」を批判し、ニッポン放送の筆頭株主(1月5日現在の保有比率18・6%)となっていた村上世彰氏が運営する投資ファンド、M&Aコンサルティング(通称、村上ファンド)の動きだ。
現在も持っているかどうかは明らかではないけど、仮に持っていたとしたら、18.6%と、ライブドアの 35.0%をあわせて、53.6%。過半数超えます。どうなるのか興味シンシン(笑) ライブドアリーマンブラザーズ証券村上ファンド(M&Aコンサルティング)ヤフー楽天、みーんな、六本木ヒルズ森ビルの中にある(笑) とあるBlogで見たけど、フジテレビは、この春から、「ヒルズに恋して」とかいうドラマを企画しているそうで、ホントに、ネタとしか思えないほど面白くてしようがないんですが(笑) はてさて、どうなることやら。堀江社長は、ホントのエンターティナーですよ(笑) この件に関して、堀江社長が、2005年度9月期第1四半期決算説明会の席上で、
また、2006年の商法改正までに時間がない」としたうえで、フジテレビとの交渉については「フジへのアポイントは今週の火曜日から続けている。友好的に事業提携を進めていきたい」と語った。
と言ってるらしい。商法改正って、このへんのこと? そそ、日本経済新聞では、こんなことを報じています。
TOBの目的に併記したフジテレビおよびフジサンケイグループの事業戦略も訂正。「特に外部企業との提携は、ブロードバンド・モバイル関連分野において積極的に推進する」とし、「提携候補先の有する事業ノウハウ、技術開発力などに加え、同グループとの親和性や相乗効果を総合的に勘案して主体的に決定していく」と続けている。
遂に観念したのかフジテレビ(苦笑) でも、TOBは延長か。つまらんではないか。

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